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日帰りハイクに持つ水の量
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- Nivos Outdoor 編集部
日帰りだから水は一本で足りる、という決め方は避けたいものです。必要な量は歩く時間、登りの長さ、日差し、気温、自分の汗のかき方で変わります。重いから減らす前に、どこでどれだけ使い、帰りまで何を当てにできるかを整理しましょう。初めての道では、足りなくなる前に戻れる計画も一緒に作ります。
距離より水を使う時間を見積もる
地図上の距離が短くても、急な登りや岩の多い道では時間がかかります。休憩中や登山口までの移動にも水を飲むため、歩行時間だけを数えないことが大切です。予定の行動時間に加え、道を確認したり同行者を待ったりする余裕を見込みます。下山後に店や自動販売機があるかも、確実な情報として確認します。
同じコースでも、春の曇りの日と真夏の晴天では条件が大きく違います。日陰の有無、風の通り方、標高差を見て、過去の経験と比べます。予報の気温だけでは判断しきれないので、暑さが厳しい日は短い行程へ変えることも考えてください。水を大量に持てば、どんな暑さでも歩けるわけではありません。
自分の消費量を記録して基準を作る
似た条件の短いハイクで、持った量と残った量を記録します。どのくらい歩き、どんな天候で、調理などにどれだけ使ったかも一緒に残します。一時間当たりの消費量を計算すれば、自分の計画を立てる目安になります。ただし、その数字を全季節に使える決まった必要量とは考えないでください。
例えば、涼しい日に三時間の行動で一リットル使ったという記録があっても、暑い日に同じ量で足りるとは限りません。この記録は個人の一例であり、他の人への推奨量でもありません。条件の違う数回の経験を集めると、登りや日差しがどれほど影響するか見えてきます。経験が少ない間は余裕を持ち、戻りやすい道を選びます。
飲む水と別の用途を分けて足す
昼食のスープや飲み物を作るなら、その分を歩行中の飲料とは別に数えます。食品の作り方に必要量が書かれている場合は、あらかじめ確認します。カップをすすぐ水まで飲用分から使うつもりなら、さらに残量が減ります。水が限られる行程では、調理をしない食事に変えると計画を簡単にできます。
予備として残したい分も、通常使う分と区別して考えます。予備は飲んではいけない水ではありません。必要な場面で使い、その時点で行程を見直すための余裕です。「まだ予備があるから進める」と距離を延ばすと、備えの意味がなくなります。どの地点で残量を確認するかも決めておきましょう。
補給地点は利用できることを確かめる
地図に水場の記号があっても、季節による枯れや設備の故障で使えないことがあります。施設の営業日や時間、飲用できる水かどうかも確認します。初めての道で情報が不確かな場合は、そこまで行けば何とかなるという計画にしません。補給を前提にするなら、使えなかったときに戻れる量を持ちます。
沢や湧き水は、透明に見えてもそのまま飲めるとは限りません。浄水器も対象となるものや使い方が異なるため、持っているだけであらゆる水を飲めると考えないこと。使う予定があるなら、水源の状況と機器の適用範囲を事前に理解する必要があります。初心者の短い日帰りでは、必要な水を最初から持つ方法が分かりやすい場合があります。
重さに合わせて運び方を工夫する
水は一リットルでおよそ一キログラムあるため、増やすと背負い心地が変わります。重い物を背中に近い位置へ収め、片側だけが重くならないようにします。ボトルを複数に分けると残量を把握しやすく、一つの容器に問題が起きたときにもすべてを失わずに済みます。ふたの閉まりは出発前に確かめます。
給水袋はこまめに飲みやすい一方、中身が見えにくいのが注意点です。折り返しや大きな休憩で残量を見ます。ホースの漏れや飲み口の不具合も点検してください。水を取り出しやすくする工夫は有効ですが、不安定な場所で歩きながら飲もうとせず、安全な所で扱います。
残量から帰路を判断する
出発から半分の時間が過ぎたら水も半分でよい、とは限りません。後半に長い登り返しや暑い舗装路があるなら、多く残す必要があります。残りの道の条件と自分の消費の速さを照らし合わせます。予想より早く減っている場合は、飲むのを無理に控えるより、短縮や引き返しを選ぶ方が合理的です。
飲み方は固定の数字を達成することを目的にせず、体調や発汗、食事を含めて考えます。無理な一気飲みも、足りないのを我慢することも避けたいところです。水分摂取に関して医療上の指示がある人は、その指示を前提に計画します。仲間と分ける予備はあっても、最初から他人の水を当てにした準備にはしません。
帰宅時に少し水が残っても、それだけで持ちすぎだったとは言えません。予定どおり戻れた日に使わなかった余裕が、遅れた日に役立ちます。記録を重ねながら量を調整し、持ち切れないほど必要になる条件ではコース自体を変える。それが重さと安心を両立させる考え方です。
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