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長めの歩きで靴ずれを防ぐ
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- Nivos Outdoor 編集部
出発した時は何ともなかったかかとが、昼前には熱を持ち、下りで一歩ごとに気になる。長めのハイキングでは、こうした小さな違和感が行程全体を変えてしまいます。靴ずれ対策で大切なのは、厚い靴下や保護材を増やすことだけではありません。足が靴の中でどう動くかを確かめ、こすれ始めた段階で止まれるようにしておきましょう。
靴は下りの動きまで試す
平らな店内を数歩歩くだけでは、長い下りでつま先が前へ寄る感覚は分かりにくいものです。試着では普段の山歩き用の靴下を履き、可能なら傾斜台を使います。かかとが大きく浮かないか、指先が当たらないか、甲の一部だけが押されていないかを見ます。
大きめを選べばこすれないとは限りません。靴の中で足が前後へ移動すると、その分だけ同じ場所へ摩擦がかかります。逆に、きつい靴を履き慣らして解決しようとするのも無理があります。短い散歩でも同じ位置が痛むなら、サイズや形が足に合っているかから見直しましょう。
新品の靴は、近所の散歩、短い低山、少し長い行程という順で試すと問題を見つけやすくなります。初めて履く靴で遠くへ行かず、途中で戻れる場所を選ぶことも立派な予防です。
靴下のしわと湿りを残さない
靴下は厚さだけで選ばず、かかとの位置が合い、指先に生地が余らない物を使います。縫い目や折れた部分が当たっていないか、靴を履く前に指でならしてください。二枚重ねは相性が合えば役立つ場合もありますが、靴の中が窮屈になるなら逆効果です。本番前に同じ組み合わせで歩いて確かめます。
汗や雨で湿った状態が続く時は、休憩で足元を確認します。替えの靴下は、乾いた状態を保てる袋へ入れておくと使いどころを逃しません。沢沿いを歩いた後や、長い登りを終えた後など、湿りがたまりやすい場面を点検のきっかけにしましょう。
小石や砂が入った時は、歩き方でごまかさず取り除きます。靴下の内側へ入り込んだ細かな砂も原因になるので、靴だけを逆さにして終わりにせず、足裏側も確かめてください。
ひもは朝の状態に固定しない
歩き始めは快適でも、時間がたつと足の状態や締め付けの感じ方が変わります。登りで甲が苦しい、下りで前へ滑るなど、場面に応じてひもを調整します。全体を強く締めるより、足首側と前足部で必要な保持を分けて考えると、局所的な圧迫を避けやすくなります。
調整は安定した場所で座って行います。かかとを靴の後方へ合わせ、靴下にしわがないことを確かめてから結び直します。その後に少し歩き、違和感が消えたかを確認しましょう。痛みを我慢したまま強く固定しても、問題を解決したことにはなりません。
熱い、こすれると感じたら休憩する
靴ずれの手前では、はっきりした痛みより先に、同じ場所だけ熱く感じることがあります。「次の展望台まで」と延ばさず、安全に立ち止まれる所で靴を脱ぎます。濡れ、しわ、異物、ひもの緩みのどれが関わっていそうかを順に見れば、対応を選びやすくなります。
保護テープなどを使うなら、普段から肌との相性や貼り方を試しておきます。汚れや水分を残したまま貼ると剝がれやすく、よれた端が新たなこすれにつながります。足を一周きつく巻く使い方は避け、製品の説明に従ってください。貼ったから長く歩けると考えず、その後の歩行で悪化していないかを確かめます。
水ぶくれができた場合は、むやみにつぶさず、清潔を保って適した保護材で覆います。皮をはがして歩き続けることは避けましょう。感染が疑われる赤みや熱感、膿、強まる痛みがある場合は、医療機関へ相談します。基本的な扱いはNHSの水ぶくれの案内でも確認できます。
足の状態に合わせて行程を変える
痛みを避けて片足へ体重をかけるようになると、普段とは違う歩き方になります。その状態で長い下りへ進まず、短縮や引き返しを検討してください。足の問題を同行者へ早めに伝えると、休憩場所や帰路を余裕をもって選べます。
携行品は、使い慣れた保護材、清潔な覆い、替えの靴下などを小さくまとめます。道具の数より、ザックからすぐ出せることの方が重要です。休憩のたびに一式を底から探すようでは、確認を後回しにしやすくなります。
下山後は、どちらの足のどこに違和感が出たか、靴下がどれほど湿っていたかを記録しておくと役立ちます。かかとだけ毎回こすれるのか、特定の靴下で指が当たるのかが分かれば、次に変える点を絞れます。長く歩くための足元づくりは、我慢を重ねることではなく、小さな不具合を一つずつ減らす作業です。